Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

奇妙な沈黙

木走日記さん(id:kibashiri)の今日の記事を読んで、何故これがマスコミで大きく報道されないのかと思ってしまいました。


『中国の中国による中国のための東アジア構想』の不気味な胎動〜日本の外交無策を全く報じないメディア - 木走日記


簡単に説明すれば、『チュチェ思想国際研究所』という北朝鮮と関係があるとしか思えない団体と、『反差別国際運動日本委員会』という部落解放同盟と関係があるとしか思えない団体の双方と関わっている人物が、ドゥドゥ・ディエンという国連人権委員会特別報告者を来日させ、「京都府宇治市伊勢田町51番地(通称ウトロ地区)」の差別問題という、すでに在日韓国・朝鮮人への差別問題としては解消した問題*1を「視察」させ、その特別報告書を元にした『人種差別をあおる慣習についての決議』が、国連人権委員会で賛成97反対4(棄権63票)で採択されてしまったというものです。*2


こういう事があれば、朝日や毎日などの左派マスコミは在日への差別が解消されていないと糾弾し、産経、文春、新潮などの右派マスコミは決議の不当性や外務省の無能ぶりを批判するのが普通だと思うのですが、ぺきん日記さんによると、共同通信が簡単に配信したものの、ほとんどのマスコミでは報道されていないようです。


国連報告「日本は人種差別問題に取り組むべき」by人民日報 : ぺきん日記 -中国/北京より- (元祖exblog版)


これは何故なんでしょうか?特に右派マスコミの沈黙ぶりは不可解です。
こういう話こそ、ネットで盛大に取り上げて、マスコミも無視できないようにしてしまうべきだと思いますね。

*1:ただし、問題そのものは在日同士のトラブルになっていて、解決はしていない

*2:賛成は、日本、アメリカ、ミクロネシアマーシャル諸島のみ