Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

ミス日本は経済を目指す

<テレビウォッチ> 「初めて、平成生まれのミス日本が誕生しました」(赤江珠緒キャスター)。『41回ミス日本グランプリ決定コンテスト』(1月26日)で、3508人の中から選ばれた宮田麻里乃(17)=都立高校2年=にスポットライトを。
どういう意味?


経済ジャーナリスト志望というミス日本に、さっそくコメンテーターの森永卓郎(獨協大教授)がアドバイスと称して「一緒に営業回りしましょう」と、怪しげな誘いを……


平成3年(1991年)生まれ。身長165センチ、体重48キロという、さすが均整のとれたプロポーション。高1の時に『スプリング☆デイズ』という映画の主役の座を射止めている。


番組はその宮田にインタビューした。「男子生徒にモテるでしょう?」に「正直、モテないんです。人と話をするより、部屋で1人、音楽を聴いたり、本を読んでいることが多い。最近、あきらめています」という。


傍らに座っていた母親(44)も「コンテストに応募したきっかけは、垢ぬけするように、お洒落してほしいと思ったから」という。


ただその分、しっかり勉強しているのだろう。英語検定準2級、数学検定2級、経済ジャーナリストになるのが夢という、明日が読書感想文の提出予定日で、手にしていた岩田規久男の『景気ってなんだろう』がテーマらしい。ごく普通のしっかりした高校生だ。


森永が「岩田先生というと金融政策で日銀と戦い続けていた、世間でいう『異端』。僕は20年前に読んだが、すでに辿り着いているところがすごい」。


アーチェリーの山本博が「(この年頃の)景気はカタカナのケーキでしょう」。


さらに、よせばいいのに森永が、経済ジャーナリストへの道について、自らフリップに書いた字を示しアドバイス


それによると、第一は「世間で言われていることが間違っていることも結構ある。本質を見抜くこと。自分の目で見、自分の頭で考え、本当は何なのかを見つける」。


ここまではマトモだったが、第2から脱線、「小さく稼いで、大きく育てる」と、どこかの金融商品のCM に似たような文句を。さらに第3が冒頭の「一緒に営業回りしましょう」。


鳥越俊太郎(ジャーナリスト)の「どういう意味?」に、森永が「経済講演会に一緒に行きましょうという意味」とか。番組で、急きょアドバイスをと言われ、急場しのぎに作った文句なのだろうが、それにしても……


山本が「自分の娘だったら心配だな〜」と。

「平成生まれ」ミス日本 高校でモテてるのか : J-CASTテレビウォッチ



今年のミス日本に選ばれた宮田麻里乃さん。高校2年生、17歳のミス日本誕生と言うことで話題になっていますが、実は彼女は経済ジャーナリストを目指していて、すでに岩田規久男教授の本を読書感想文に選ぶほど、関心が深いようです。


と言うわけで、いくつかの経済系ブログがすでにこの話を取り上げて、プチ祭り状態になっています。w

http://www.j-cast.com/tv/2009/01/28034331.htmlの話題から。


 岩田先生の「景気ってなんだろう」を読み、経済ジャーナリストを目指すミス日本高校生。その名は宮田麻里乃嬢。やはり時代はリフレ派ということですか。正義は喝!(意味不明。しかし今って良いですよねぇ。僕が高校生の時とか岩波新書の『ケインズ』とかくらいしかなかったもんなぁ・・・でもこれ高校生だと歯が立たないし、加えて先生も良くわかってないし(笑。


余談ながらアニメ好きというところもさらに好印象。


http://journal.mycom.co.jp/news/2009/01/27/008/

Econviews-hatena ver.∞

http://www.j-cast.com/tv/2009/01/28034331.html


 とりあえず、モリタク先生から急ピッチで隔離の必要があるでしょう 笑。


 まあ、モリタク先生は「異端」とかいってますが、あくまで日本という特殊なガラパゴス的風土と、モリタク先生の脳内の中でだけであり、岩田先生の本は実にスタンダードなものです。僕は岩田先生のこの本を去年の年末のベストにあげましたが、意外にみんな支持していないことに驚きました。グローバリズムの日本への影響については若干僕は留保するものがありますが、それ以外は全面的にお薦め。まだ読んでない人はぜひ一読を。

ミス日本がリフレ派になった件について - Economics Lovers Live

2009年のミス日本グランプリに選ばれた宮田麻里乃さん(17)が、岩田先生の新書「景気って何だろう」を読んでいて将来はジャーナリスト志望だというので、韓リフ先生やecon2009さんが取りあげています。


実は彼女は以前、立花未樹という芸名で活動していたアイドルで、映画やテレビにも出演したことがあるようです。


本名でのblogもありますが、これはコンテストの準備blogのせいか、かなりよそ行きの文章になっています。


一方(すでに終了していますが)彼女が立花未樹名義で書いていたblogもあり、こちらの方が普段の彼女という感じがします。


そのblogを見ると

  • 科学部に所属していて、いろいろ実験をするのが好き
  • アニメは重い話が好み。エヴァもギアスも当然見ている→参照
  • ラノベ(キノの旅)も読むが、それは活字の本を読んでいるうちに入らない→参照
  • 坂本真綾の曲を聞いて、そのMADを作ってみようとしたことがある→参照
  • 麻生総理が「ローゼン閣下」と呼ばれているのが羨ましい。自分もギアス立花とか立花マギカとか呼ばれたい→参照
  • 陰陽師に興味があるらしいが、対象は安倍晴明ではなく師匠の賀茂保憲の方らしい→参照
  • 柳田理科雄空想科学読本を読む→参照
  • ヘタリアが好き→参照



と、かなりの本の虫、オタクっぷりを示しています。しかも科学部の代表。うーむ。


そういう娘がミス日本になっちゃうところが楽しいですね。


将来はジャーナリスト志望ということですが、大学でしっかりと経済学を学んで欲しいですね。良い先生のところに行ければいいのですが。

http://d.hatena.ne.jp/kmori58/20090129/p1

まあ、リフレ派云々はともかくとしても、このような時の人が経済学に深い関心を持ってくれていると、うれしくなりますね。あと、id:kmori58さんによるとかなりのオタクで本の虫、そして科学少女という側面もあるようなので、そっちの方でも楽しくなってきます。


すでにモリタク先生が唾をつけようとしているようですが、あまりオジサン達の下心に惑わされずに、しっかりと勉強して欲しいものです。w