Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

クイズ番組化する国会?w

今回は久しぶりにおちゃらけたネタで。w
「溜池通信」の今週号を見ていたら、オバマ大統領を扱った本論よりも、最後の<From the Editor>で笑ってしまいました。

<From the Editor> 政権交代後の国会論戦


間もなく10月26日になると臨時国会が召集されます。鳩山首相所信表明演説を行い、国会審議が始まります。与野党が攻守を変えて、さてどんな国会論戦が始まるか。民主党は、なるべく官僚の手を借りない答弁を目指すようですから、そこにはいろんな齟齬も生じることでしょう。さて、「国会対応」を政治家だけでやろうとした場合、果たしてどんなことになるのでしょうか。
政府にとって、国会質問への対応は最優先事項の一つです。国会で答弁した内容は、内閣と政府に実行義務が生じます。不正確な答弁は避けなければなりませんし、虚偽答弁は有権者に対する背信行為となってしまいます。だからこそ、従来は国会質問に対する準備のために、霞ヶ関全体が夜遅くまで残業することが常態化していたわけです。
そこで政府委員による答弁や、官僚による「質問取り」や想定問答の作成を止めてしまうとどうなるか。おそらく野党が難しい質問をすると、与党は即答を避けて、「その件につきましては、後日、ご報告いたします」と答えるケースが続出するでしょう。野党側は「国会軽視だ」と怒るでしょうが、案外、それが当たり前になってしまうのかもしれません。霞ヶ関の残業も減るので、悪いことではないように思われます。
そこで一歩進んで、野党の立場で対抗策を考えてみましょう。先方が待ったをするのなら、「その場で即答できないはずがない」ことを質問すればよい。例えば、外交委員会で中東の地図を指し示して、「大臣、どれがイラクであるか、お答えいただきたい」と迫る。正解されたら、どんどん質問を高度にしていく。かならずどこかで間違えるでしょうから、「大臣はタジキスタンキルギスタンの区別もつかないのか」などと言って紛糾させる。
要は「大化の改新は何年だったか」とか、「憲法25条の中身を述べよ」とか、「○○を使った四文字熟語を挙げよ」など、クイズ方式の質問を閣僚にぶつけていく。これでは与党としても対応のしようがない。かならずや珍回答が飛び出すでしょうから、見世物としては面白くなるでしょう。国会論戦がクイズ番組もどきになってしまうわけですが、なに民主党だって、ほんのちょっと前には、麻生首相に漢字の読み方を質問していたのですから、「おあいこ」ではありませんか。
もっともこんなことをすれば、国会中継の視聴率は上がるかもしれませんが、野党の支持率も下がってしまうでしょう。自民党の皆様、くれぐれもこんな駄文を読んで、本気にされませんように。本格野党としての再生を陰ながらお祈り申し上げます。

溜池通信vol.428



なるほど、国会が「ヘキサゴン」や「ネプリーグ」みたいになってしまい、おバカブームの一翼を担ってしまうわけですか。w
案外、こういう展開もありそうな気がしてしまうのが嫌ですねえ。筒井康隆の世界を思わせます。