Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

「国民一人当たり…」は意味がない

来年度予算の財務省原案が出て、来年度の国債発行額が明らかになったためか、テレビではまた今年も「国民一人当たり○○○万円の借金」などという報道がなされています。
しかし考えてみれば、国債のほとんどは日本人や日本企業が購入することになりますから、それは国民一人当たりに直せば、「○○○万円の借金」に近い額の資産となるでしょう。
さらに国は数百兆円の資産も保有していますから、これも国民一人当たりに直せば100万円単位の額になります。
これを全部相殺すれば「国民一人当たり○○○万円の借金」という話が意味がないことは分かると思うんですけどね。