Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

中国製造業の「垂直分裂」

『クーリエ・ジャポン』6月号に掲載された山形浩生さんの記事で、Economist誌の中国系自動車メーカーについての記事が紹介されていた。まあ一連のコピー製品を揶揄するような内容なんだが、それにしてもいくらコピーしているからといってどうしてそんなに安…

米中経済戦争から軍事戦へ?

「ぺきん日記」さんによると、今中国のネットでは、『良き日を想い、中国人の破産を望まないために、ぜひ読んでいただきたいのです』というタイトルの、出所不明の「論文」が広がっているそうです。 「株で大儲けした、不動産で儲かった、などと喜んでいる人…

借金のタンゴw

米国のクレジットカードの話: 極東ブログ 自己裁量と私の能力:支払い慣行のお話 - セカンド・カップ はてな店 id:finalventさんとid:Soredaさんが、アメリカやカナダでのクレジットカード事情について、興味深い話をしています。内容を自分なりにまとめてみ…

何故国内でクルマが売れないのか?

米GMを抜き去り、世界一メーカーの座が目前のトヨタ自動車。だが、そのトヨタにも思い通りにいかない悩みがある。「足元の日本国内市場で車が売れない」問題だ。トヨタ自動車の2007年3月期連結決算は、売上高が前期比13.8%増の23兆9480億円、営業利益は同19…

慰安婦問題の裏側に見えるもの

米議会における慰安婦問題審議の成り行きはまだ不明だが、今回の安倍総理訪米の結果、それが日米関係に及ぼす悪影響はほぼ回避できた。 ここに至るまでの経緯をもう一度振り返ってみたい。まず当初、日米の政策通が一致していたのは、なるべく問題を小さく扱…

日本の比較優位は摺り合わせにあるのでしょうね。

情報サービス産業に対しては,人月単価ベースのビジネスモデルがいけない,エンジニアを使い捨てている,高い単価でオフショアとどう戦うのか,とかいろいろなことがいわれているし,どっかに活路がないものかなとここ数年いろいろ調べたりもしたのだけれど…

本物のエスカルゴ養殖に世界で唯一成功した鉄工所のオヤジ

昨年、高瀬俊英(60歳)はガンを患い、胃を全摘出する手術を受けた。術後も抗ガン剤による治療を受けなければならず、絶対安静の毎日が続いた。しかし、高瀬はドクターや家族の目を盗み病院を抜け出し、抗ガン剤治療で意識も朦朧とする中、時間の許す限り「…

正に波瀾万丈の起業家

福井県にある小さな企業の印刷技術に、日本を代表する電機メーカーや自動車メーカーが注目している。大手メーカーから次々と開発案件が持ち込まれるが、新規に人材採用をしても工場を増設しても対応が間に合わず、てんてこ舞いの状態が続いている。 福井県の…

これぞ日本の底力

政治、経済を主なネタにしたブログを書いていると、どうしても批判ネタが多くなってしまうのですが、ネットを見ていると時々「これはすごい」という話を見つけることもあります。麻生さんじゃありませんが、「これぞ日本の底力」と言いたくなるような話です…

北朝鮮債券の人気から考えたこと

北朝鮮の債券が、国際金融市場で密かな人気商品になっている。しかも米国や日本の投資家が買っている。現在の取引価格は額面1ドルに対して26セント。年初の価格が21〜22セントだったので、この数カ月で2割ほど上昇したことになる。日本のニュースは拉致問題…

親日反民族行為者財産帰属特別法

「親日・反民族行為者財産調査委員会」のキム・チャングク委員長が2日午後、ソウル忠武路極東ビルで開かれた「第1次親日財産国家帰属決定発表記者会見」で、親日派の財産没収について発表を行った。 同委員会は、「親日・反民族行為者の財産の国家帰属に関す…