Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

本物のエスカルゴ養殖に世界で唯一成功した鉄工所のオヤジ

 昨年、高瀬俊英(60歳)はガンを患い、胃を全摘出する手術を受けた。術後も抗ガン剤による治療を受けなければならず、絶対安静の毎日が続いた。しかし、高瀬はドクターや家族の目を盗み病院を抜け出し、抗ガン剤治療で意識も朦朧とする中、時間の許す限り「森」に向かった。自らの時間と財産を注ぎ込んで作りあげた「エスカルゴの棲む森」へ。

 高瀬は、三重県松阪市で鉄工所を営んでいる。いつもジャンパーにジャージ姿。どこから見ても由緒正しい「鉄工所のおやじ」の風情だ。しかし、彼こそが世界で初めて「ポマティア(ブルゴーニュエスカルゴ)の養殖」に成功した人物である。


最高級エスカルゴは、三重の鉄工所のオヤジが作る:日経ビジネスオンライン
夢とは、孤立無援でも語るもの:日経ビジネスオンライン

エスカルゴと言えばフランス料理の有名な食材ですが、実は本物のエスカルゴである「ポマティア(ブルゴーニュエスカルゴ)」は乱獲でほとんど絶滅状態であり、今世界で食べられているエスカルゴのほとんどは代用品のアフリカマイマイの缶詰だそうです。
そんな中、三重県で鉄工所を営んでいるオヤジがポマティアの養殖に取り組み、世界で唯一成功させてしまったそうです。
ただ、残念なことに、現在では料理人の方が本物のエスカルゴを扱うことができず、せっかくの偉業もあまり利益には結びついていないようです。あまりにもったいない話だと思うのですが。


日本に本物のエスカルゴがあるという話、外交のネタとしてはもってこいだと思うんですけどね。
フランスのサルコジ新大統領との首脳会談の時は、ぜひこのエスカルゴをお土産に持って行って欲しいものです。
また、来年の洞爺湖サミットのメニューにも、ぜひ採用してほしいですね。
「本物のエスカルゴは三重にあり」という話が世界中に広まってほしいものです。