Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

マキャヴェッリの言葉から

投票日の夜、僕は同じようなことばかり繰り返す開票速報にも飽きたので、テレビを見ながら塩野七生の「マキャヴェッリ語録」をパラパラと見ていました。すると、その中に今回の自民党の敗北理由を見事に示しているのではないかという言葉を見つけました。 君…

民主党は廃案戦術を採用するのか?

昨日の参院選は自民党の大敗、民主党の大勝となり、参議院は野党多数となりました。野党多数となった参議院では、政府側の譲歩がない限り、与党の法案が可決されることはないでしょう。 ただし、衆議院は与党が三分の二を確保してますので、憲法59条の規定に…

安倍が負けたら大増税!?

色々盛り上がっている参院選ですが、経済政策だけはほとんど争点になっていません。「溜池通信」でかんべえさんが述べているように、市場は「ポスト安倍」よりも「ポスト福井」を心配している有様です。 ●市場は何故、政治に無関心なのか このように「政治の…

続・安倍政権はなぜ叩かれる?

前回のエントリーでは、安倍バッシングの背後に財界や財務省がいるのではという憶測を述べましたが、安倍バッシングをしたい動機は、当のマスコミ自身にもあるのではないかという推測記事を見つけました。 マスコミも商業主義の中で生息している以上、権益を…

安倍政権はなぜ叩かれる?

参院選を次の週末に控えて、マスコミでは「失言」や「スキャンダル」を材料にした安倍政権への批判が、どんどんエスカレートしています。 ただ、安倍政権がそこまで悪い政権なのかと考え直してみると、政策面では余り悪い材料はないように思います。最大の問…

左のナショナリズム

7/9の日記では麻生太郎氏にナショナリズムの臭いがしないという話をしましたが、彼のナショナリズム観もちょっと独特なところがあります。「自由と繁栄の弧」でも取り上げられていたソートリーダーに関する話の中に、それが伺える場所があります。 日本が恐…

星集め用エントリーw

昨日突然開始されたはてなの新サービス「はてなスター」は、はてな村のあちこちで反発を呼んでいるようですね。 ただ、この「はてなスター」は見出し記法を使わないと現れないようです。 僕はあまり見出しを使わないのですが、「はてなスター」用に見出しを…

誤解される麻生太郎

先月、麻生太郎外相の著書を立て続けに読んだのですが、一番印象的だったのは、どちらの本を読んでも、観念的なナショナリズムの臭いが全くしないことでした。とてつもない日本 (新潮新書)作者: 麻生太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/06/10メディア:…