Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

昔の話

ギネアアブラヤシ神からのお告げがありましたので、ちょっと昔話などしてみたいと思います。w

 それは僕がまだ大学に通っていた頃のこと。当時、情報系の院生だった僕は、修士論文を作成するため、毎日研究室でコンピュータに向かっていました。
 しかし、ある日、突然学部全体が停電し、作業ができなくなってしまいました。原因を調べたところ、なんと学内に送電している高圧線に何者かが五寸釘を打ち込み、それが原因でブレーカーが作動したという、とんでもないものでした。もちろんそのような高圧線はほとんど地下や屋内を通っているのですが、学外の高圧線から電気を引き込む部分だけ地上に出ており、犯人はそこの金網を破って釘を打ち込んだのです。
 そして、その日のうちには復旧は不可能という話だったので、ほとんどの研究室ではみんな帰ってしまいました。しかし、僕のいた研究室では、皆でストーブを囲んでうわさ話を続けていました。
 やがて夕方となり、そろそろ帰ろうかという雰囲気になったとき、見知らぬ人が研究室を訪れました。話を聞くと、彼はある新聞のカメラマンであり、停電のニュースを聞いてやってきたのだが、無人の学内では良い写真が撮れないので、協力してもらえないかとのこと。この話に悪ノリした研究室の後輩達は、無人の計算機実習室の扉を開け、中でいかにも困ってるようなポーズをして、写真を撮らせてあげました。
 その日はこんな写真ボツになるだろうと皆で言い合っていたのですが、翌日の新聞を見ると、なんとその写真が社会面に載っているではありませんか。僕はヤラセって本当にあるんだなあと実感しました。

さて、この新聞がどこか皆さん気になると思いますが、それはご想像にお任せします。ただし、想像が当たっている可能性は高いです。w