よく分からない中国外交
木走日記さん(id:kibashiriさん)が中国の台湾に対するパンダ外交の巧みさを取り上げています。
確かにワシントン条約の規定を利用して、台湾政府を「パンダを受け取れば、一つの中国を認めることになる」という状況に追い込む手口は、相当したたかなものです。
ただその一方で、中国は昨日のエントリーで述べたような失笑モノの発言もしてしまってる訳で、果たして外交が上手なのか下手なのか、分からなくなってきます。
また、「日々是チナヲチ。」さんは、「勘繰り」だと断りつつも、人民解放軍の制服組が外交に口出ししているのではないかと推測してます。確かにこの説明なら、パンダ外交のしたたかさとも両立しそうな気がします。
軍の影響力が本当に強まっているのなら、今度中国の外交は柔軟さを失い、ひたすら自国の国益だけを押し通そうとするのかもしれません。ただ、そうなると中国はますます外国の反発を買うので、外資の中国離れを加速するだけだと思うのですが。