銀盤カレイドスコープ
このブログでは経済ネタばかり取り上げている僕ですが、実は最近、こんな小説にはまっています。
銀盤カレイドスコープ〈vol.1〉ショート・プログラム:Road to dream (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 海原零,鈴平ひろ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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銀盤カレイドスコープ〈vol.2〉フリー・プログラム:Winner takes all? (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 海原零,鈴平ひろ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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これはフィギュアスケートを題材にしたライトノベルで、これまでに6巻まで出ています。上で取り上げた最初の2巻の内容は、世界を目指せる才能を持っていながら本番に弱く力を出し切れない日本人フィギュアスケーターの少女に、ある日カナダ人少年の幽霊が取り憑いて、お互いとまどいつつも、一緒にオリンピックを目指すという、幽霊云々を除けば一見正統的なストーリーです。
しかし実はこの主人公の性格がとんでもない性悪で、愛嬌はないわ、減らず口をたたくわ、100億ドルの美貌を自称するわで、世間からは完全に嫌われています。マスコミや競技団体との関係も最悪で、彼女が競技で活躍すればするほど、バッシングがひどくなっていきます。
そんな中でヒールなスケーターとして成長する主人公と、フィギュアスケートを全然知らない癖にオリンピックオリンピックと騒いだり、主人公を焚きつけてバッシングの種を作ろうとするマスゴミのやりとりが、非常に気に入っています。w
ここまでマスコミが悪役になっている小説というのも、日本では珍しいのではないでしょうか?(笑)
(12/21 修正)「フィギアスケート」を「フィギュアスケート」に訂正しました。