池田先生流の匿名の定義
最近、池田信夫先生ははてなブックマークの批判的なコメントに怒っているようで、こんなエントリーを書いています。
ただ、2ちゃんねるのような違法情報は、まだ問題がわかりやすい。むずかしいのは、違法とまではいえない有害情報だ。たとえば、ブログの「炎上」や「はてなブックマーク」などを使ったいやがらせである。悪質なコメントについて、はてなに抗議すると「権利侵害ではないので削除はできない」と回答してくる。「警告もしないのか」と質問すると「表現の自由」を持ち出す。これはナンセンスである。表現の自由とは公権力との関係で問題になるもので、はてながアカウントを削除しても他のサービスを使えばよい。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/6ce8ac492c3f703cea78f2d69afd22d5
悪質なコメントを防ぐ技術的な方法は、いくらでもある。diggのように相互批判できるようにし、他人の評価によってコメントにランクをつけるとか、 Slashdotのように評価の低いコメントを隠すこともできる。しかし、はてなはそういう改善措置をとるつもりもないらしい。要するに、小倉秀夫氏も指摘するように、「はてなは他人の悪口をいいやすいシステムで利潤を上げている」のである。こうしてネットイナゴがたくさん集まれば、はてなの広告収入が増える一方、イナゴが他人を罵倒して不愉快にするコストは被害者が負担するので、はてなには質を高めるインセンティブがない。こういうのを経済学でフリーライダーとよぶ。
そしてとうとう、自分を批判しているブックマークのユーザーの本名を、自分のブログで公表するようになりました…
(*)匿名のつもりでも、きのうの記事について自分のコメントを否定するサイトにリンクを張った荒木圭典のような間抜けもいる。こういうイナゴの実名は、わかり次第、今後も公表する。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fbfaca6dfadef82fccf2c9349c12ae91
…ところが、彼が公表したはてなユーザーの方は、元々実名でブログをやっていたそうです。
匿名のつもりでも、きのうの記事について自分のコメントを否定するサイトにリンクを張った荒木圭典のような間抜けもいる。こういうイナゴの実名は、わかり次第、今後も公表する。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fbfaca6dfadef82fccf2c9349c12ae91
アルファブロガー(笑)の池田先生が、匿名で罵倒してきた人の実名を調査して晒し上げてます。こわいですねえ。恐ろしいですねえ(淀川長治さんの声で)。というわけで、晒し上げられたid:arakik10さんのブログを見に行くと……。
タイトル:あらきけいすけの雑記帳
!?
プロフィール
岡山理科大学 工学部 講師
こ、これって……!!
http://d.hatena.ne.jp/tragedy/20071115/p1
これって匿名なのか?
ぼくは以前からずっと実名でやっているんだけどな。はてぶの表題をデフォルト値から変えておいた方がよかったかな?
2007-11-15 - あらきけいすけの雑記帳
どうやら、池田先生はユーザー名だけを見て、はてなユーザーは全て匿名だと思いこんでいるようです。
ということは韓リフさんこと田中秀臣先生(id:tanakahidetomi)も、池田先生から見たら匿名ブロガーなんでしょうか?同じ上武大学に勤めているし、経済学者としても意見は対立していても存在は知っているはずなんですけどねえ。w
なお、池田先生にトラバしてもはてなからだとイナゴ扱いされるようですので、今回は池田先生以外の方だけにトラバすることにします。w