政権担当能力
先程のエントリーで紹介したsvnseedsさんの記事のはてなブックマークを見たところ、「政権担当能力」という言葉に対して懐疑的なコメントがいくつかありました。
zu2 政権担当能力という言葉に騙されないように。かみぽこちゃんの日記が参考になる。 http://plaza.rakuten.co.jp/kingofartscentre/?func=diary&act=view&d_date=2006-01-13&d_seq=0000&targetdate=200802
はてなブックマーク - 現在の民主党に政権担当能力はないね - svnseeds’ ghoti!
Desperado 経済政策能力は政権担当能力の一つだけど、その全てではない。ていうか政権担当能力などというバズワードで罵倒しても意味ないよ。
Kanatoko 政権担当能力(笑)
waaasurenai 「民主党に政権担当能力はない」、単純に言い換えをすると無限循環のトートロジーを導き出す、「政権を担当している自民党・創価学会には政権担当能力がある、政権担当能力があるから政権を…∞」。
考えてみると、「政権担当能力」という言葉は定義がはっきりしないにも関わらず、何か具体的な内容があるかのように使われる言葉ですね。経済学では「国際競争力」という言葉が定義がはっきりしない言葉だとよく指摘されますが、「政権担当能力」と言う言葉もそれに似た性格を持つように思います。
僕もこのはてなブックマークのコメントではつい「政権担当能力」という言葉を使ってしまいましたが、これからは注意したいと思います。
P.S.
この手の話をチェックするには、やはり飯田泰之(id:Yasuyuki-Iida)さんのこの本が参考になりますね。
- 作者: 飯田泰之
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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