Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

小沢代表の大失言?

小沢民主党代表のこの発言を読んだときは、正直言ってびっくりしました。

 緊急経済対策に関する質問には、金融関連法案について党内で精査し、政策調査会論議を待って党の態度を決めると答えた上で、与党の対応について「結局、官庁、大蔵省の旧来の延長線上の中でしか彼らは物が言えない。できない。だから自民党政権ではだめだ」と批判。政府の対応では駄目だということであれば、民主党政権のキャンペーンを大々的にするべきときだと記者にも求め、民主党ならば「必ず建て直してみせる」と力強く語った。

http://www.dpj.or.jp/news/?num=14406



もし、麻生総理が「自民党政権のキャンペーンを大々的にするべきときだ」などと記者に言ったら、ホテルのバーの件とは比べものにならない失言として報道されるでしょう。
民主党は長年政権交代を訴え続けており、党内に「次の内閣」も設置しています。だから、小沢氏は「次の総理」となることを十分意識しているはずです。マスコミや国民も当然その可能性を考えているはずでしょう。
しかし、総理が言ったら大問題間違いなしのこのような発言が、マスコミからもスルーされ、民主党自身も問題としていないように見える(この発言は民主党自身のホームページに掲載されているんですから)、この状況って一体何なんでしょうね?
日本人は心の底ではまだ本気で政権交代の可能性を考えていないのかなあと、疑ってしまうような出来事でした。