Baatarismの溜息通信

政治や経済を中心にいろんなことを場当たり的に論じるブログ。

岡田靖=ドラエモン(銅鑼衣紋)氏死去

リフレ派の経済学者として活躍されていた岡田靖氏が亡くなられました。
岡田氏はリフレ派の中でも最も早い時期から活躍していた学者の一人であり、またドラエモン(銅鑼衣紋)のハンドルネームでいちごびびえす(苺)の経済版などネットでも大活躍されていました。*1このブログにも何度かコメントをいただいたことがあります。
実は今年の始めに、リフレ派が集まった新年会で岡田氏にお会いする機会があったのですが、その時、岡田氏が実はドラエモン氏その人であり、また第一次岩田・翁論争の頃(1993年頃)からずっと日銀の政策を批判し続けてきたことを知り、非常に驚きました。
岡田氏がリフレ派の源流の一人であることは間違いないでしょう。また、田中秀臣氏によると「リフレ派」の名付け親も岡田氏だったそうです。デフレ問題やリフレ政策に関わっている人で、岡田靖=ドラエモン氏の影響を受けていない人は一人もいないと言っても過言ではないでしょう。


20年近くデフレと戦ってきた岡田氏が、日本経済がデフレを脱却して繁栄を取り戻すことを見ることなく亡くなったのは、非常に残念です。せめて岡田氏の墓前で、日本がデフレを脱却したことを報告できる日が来ることを目指して、微力ながら貢献したいと思います。

*1:岡田靖=ドラエモン」であったことは、この訃報を聞いて初めて知った方も多いでしょう。